ひとことで言うと、
バトルが楽しいカードRPG
良いところ、
複雑なのにシンプルなカード要素
微妙なところ
過去のイベントはスキップさせて
こんな人におすすめ
成長要素ありの本格カードバトル
おまけ
『Slay the Spire』との比較
強いと思ったカード
攻略の基本
バトルが楽しいカードRPG
RPG好きの人が重視するポイントが2つあるとしたら、
ストーリーとバトルじゃないでしょうか。
両方良いに越したことはないですが、
バトルさえ面白ければ良ゲー評価をしてしまう管理人です。
具体的にどんなバトルだと面白いと感じるかというと、
戦略の自由度が高いゲームです。
敵に負けた原因が「レベルが低いから」というのが嫌で、
「やり方が悪かったから」というのが好きなんですね。
「次はどうしようかな?」
「ああしよう、こうしよう」
こんな感じでゲームしたいです。
『スチームワールドクエスト』はそういう思考錯誤が楽しいゲームでした。
強い敵がいた場合、
「このカード使ってみよう」
「このカードと相性の良いこのカードも使おう」
こんな感じで戦略を練って、実際に勝つことができます。
「ええい、レベルを上げてゴリ押しじゃ!」
これは非推奨w
過去マップに戻ってのレベル上げが頭打ちになりやすいので、
カードを駆使してバトルを切り抜ける必要があります。
そういう風にバランス調整してるっぽいですね。
つまり、カードゲームとしてちゃんと作られているということ!
RPGだからカードはおまけではなく、がっつりカードゲームとして面白さを追求してる感じです。
『Slay the Spire』を最近プレイしたからハードルは上がっていたけど、
これはこれでまったく違う面白しろさがありました。
記事の最後に比較をちょっと書いておきました。
複雑なのにシンプルなカード要素
購入前は、3キャラを使ってどういう風にカードバドルするのか気になっていました。
複雑になるか、カード要素はおまけレベルか、
どっちかな気がしていたんですね。
やってみると、シンプルかつ、3キャラ要素もちゃんと機能させているグッジョブぶりでした。
RPGといえば仲間との共闘が楽しいですが、
『スチームワールドクエスト』ではそれがシステムとかみ合っているのが素晴らしいです。
たとえば、1ターンで1キャラのカードを3連続で出した場合に発動する「ヒーローチェイン」というシステム。
発動すると武器に応じたカードを追加で出せます。
前ターンから3枚のカードを準備して一気に連続攻撃!
「お前ら今は休んでカードを貯めろ、俺が行く!」
こんなロールプレイが可能ですw
「チームタグコンボ」というシステムは、
特定の仲間とカードを出し合って強い効果を出します。
「今しかない、ここは2人で行くぞ!」
こんな感じですかね。
カードは100種類以上(1キャラ24種くらい)あって、
キャラクターは5人います。
仲間同士の連携がとても大事なので、デッキ編集はかなり奥が深いです。
それでもルールがシンプルなので、直感的にデッキが組めます。
徐々に慣れてきて強いデッキを作っていける調整がうまい!
この会社の作るRPG系のゲームのファンになりました。
過去のイベントはスキップさせて
『スチームワールドクエスト』は探索がかなり重要なゲームです。というのも、
マップに隠されたアイテムには終盤まで使えるカードやアイテムが入っているからです。
普通のRPGだと、序盤に入手した装備をラスボスまで使うことはほぼないですよね。
だけど本作は本格的なカードゲーム。汎用性が高かったり、
自分のプレイスタイルに合ったカードは最初から最後までずっと活躍します。
それなのに、いやらしい場所に隠し通路があったりする!
マップ終了後に取り逃しが判明。その時の悔さが分かるか!?
「望むところだ!」
と気合を入れてマップをやり直し、苦労しながらようやく全部取る。
アイテム探しに過去マップへ戻っているのに、イベント見させられるし、
敵はいるしで、正直ここはストレスでした。
イベントはBボタン連打である程度スキップできるけど、一気にスキップしたかった。
もしくはマップに残るか選ばせてほしかったです。
まだ宝箱を探しているのに、強制的にクリアになるのは辛い!
後はデッキの複数保存ができないのも痛かったですね。
成長要素ありの本格カードバトル
カードバトルでRPGというと、中途半端になりそうなイメージだけど、
『スチームワールドクエスト』はカード要素がちゃんとしています。
むしろそこに特化している印象。
そこにレベル上げによるカード効果の底上げや、
探索によるカード収集といったRPG要素を上手く溶け込ませています。
一方でお使いクエストのようなものはなく、ストーリーも一本道なので、
どちらかというとシミュレーションRPGに近いプレイ感覚でした。
やり込み要素としてコロシアムがあり、
これはいろんな条件で敵と5連戦するなかなかハードな戦いです。
本作のカードバトルが気に入ったら是非挑戦してみましょう。
手札に応じて作戦を練るカードゲームの楽しさに、
成長要素をドッキングさせた、そんなゲームがしたい人におすすめ!
『Slay the Spire』との比較
気づいたことをサクッと箇条書きします。
『Slay the Spire』
・レベルの概念なし
・死んだらカードは最初から取り直す
・ターン終了時に手札を全部捨てる(例外あり)
・ドロー系カードが充実している
・ストーリは想像に任せる
・運の要素が強め(リカバリー可能)
・リプレイ性MAX
『スチームワールドクエスト』
・レベルUPは実質カードの強化
・死んでもペナルティほぼなし
・ターン終了時に手札は残る
・ドロー系カードは少ない(毎ターン交換あり)
・ストーリーあり
・運は手札を引くところだけ
・リプレイ性は高め
強いと思ったカード
「インターセプト」
攻撃しつつ敵の攻撃を無力化。
70%になるのはアップグレード後だけど、多分これ100%の間違いだと思うw
それくらい、確実に相手を無力化できる。強すぎ!
「スリープ」
敵を無力化する。
戦闘につき1回しか使えないけど、敵が複数いる場合にとても有効。長期戦ではデッキの圧縮にもなる。
「ブラインドサイド」
敵の攻撃が50%の確率で外れる。
すべての属性攻撃に対して有効。だけでなく、混乱などのいやらしい状態異常攻撃にもすべて有効。しかも本作では複数ヒットの攻撃が多いから、体感的には敵が大幅に弱体化する印象。強い!
攻略の基本
「リドロー」をちゃんとする
本作では毎ターン2枚のカードを交換(リドロー)できます。ドロー系のカードがあまりないので、リドローの使い方がとても重要。でもこれけっこう忘れがち。
出すカードが決まったら即ターン終了じゃなく、次のターンのチェインやコンボ等が揃っているか確認してからターン終了すると良い感じに。
もし揃ってなかったらリドローしておく。こうするとバトルがかなり安定すると思います。
リドローすることはデッキの圧縮にもなって、キーカードを使う回数が増えてさらにお得!
「スキル」カードを入れ過ぎない
キャラ1人につき持てるカードは8枚。スキルを使うにはポイントが必要です。ポイントを貯める役割の「ストライク」や「アップグレード」を多く入れないと手札事故しやすい。
強スキルをたくさん入れたくなるけどぐっと我慢。
1人あたり3枚、多くても4枚くらいで管理人はやっていました。
探索はできるだけする
上の方で書いたけど、一線級のカードやアイテムが隠れていたりするので、なるべく見つけた方が良いです。 中には3枚リドローできるアイテムもあったので、「これがあればもっと重めのデッキもいけたのにな!」みたいなことは起こりえます 。
管理人の場合はけっこう取り逃したけどクリアはできたので、そこまで神経質にならなくて良いかも。
MAPに隠し部屋を載せたので参考にどうぞ。
「アップグレード」を見逃すな!
チャプター7から、突如として店でカードのアップグレードができるようになります。上で紹介したカードも全部アップグレードで化けたやつらです。カードの種類の「アップグレード」とは別物。紛らわしい。
ちなみに管理人はラスボス手前のチャプターで初めて気づいたorz