ひとことで言うと、
非アクションでも面白い銃撃戦!
銃の種類をさくっと紹介。
良いところ、
武器とスキルで戦略性は抜群
微妙なところ
アイテムをもって所有させて
こんな人におすすめ
のんびり白熱シューテングしよう
おまけ
ちょこっと攻略
用語解説
非アクションでも面白い銃撃戦!
銃で撃ち合うゲームの楽しさって何でしょうか。物陰に隠れて、すきを見て「当たれ!」とトリガーを引いて、見事に命中したときですよね!
そういうのはアクションゲームの専売特許であり、ゆっくりと考えてプレイするシミュレーションゲームでは、期待できない要素だと思います。
シミュレーションゲームでは「命中率」パラメーターで、確率によって当たる当たらないを決めることがありますね。命中率99%でも当たらないことがあるので、ドキドキしますが、あれは負のドキドキですw
『スチームワールドハイスト』ではどうなっているかというと、
この2点によって「命中率」がプレイヤーに委ねられているんですね。
この独特なシステムを軸にして、武器の性能が差別化されています。
武器の種類をさくっと紹介
大きく分けると4種類あります。
シャープシューター
レーザースコープ付き長射程武器
強み:射線が分かるので、圧倒的に当てやすい
弱み:攻撃力が低い
亜種:機動力を犠牲にして、攻撃力とクリティカル率が高いスナイパータイプもある
ハンドガン
クセのない標準的な銃
強み:攻撃力が高い
弱み:当たるも外すも腕しだい
亜種:攻撃力を犠牲にして、2回攻撃できるタイプもある
アサルト
連射できる短射程武器
強み:連射して弾がばらけるので当てやすい
弱み:全弾当てないと威力がでない
亜種:弾のばらけが少ないバーストタイプもある。
ヘビー級
射線が山なりの範囲攻撃グレネードランチャー
強み:遮蔽物を越えて複数にダメージを稼ぎやすい
弱み:敵の近くに味方や自分がいると、爆発に巻き込まれる
亜種:射線が山なりじゃないロケットランチャータイプもある
どの武器にも一長一短あって、バランスが取れていると思います。スキルとの相性を考えて武器を選ぶといい感じ。
「命中率」をプレーヤーに委ねつつ、それを軸にゲーム性を高めているのは何気にすごいと思いました。
「命中率」を高める工夫をするシミュレーションRPGはこちら
見下ろしマップじゃなくても、戦略性は抜群
私は横視点のシミュレーションRPGをやったことがなかったので、戦略性が物足りないのでは?という先入観がありました。
やってみるとそれは杞憂でした。1ターンごとに頭の中で戦略を立てて、「よし、これでいこう」と行動に移す。不測の事態が起こったらじっくり再考して対処する。そういうシミュレーションゲームの楽しさがちゃんとありました。
それぞれのキャラクターにはクラス(兵種)があって、クラスによって覚えるスキルが変わってきます。主なスキルを上げると、
近くにいる味方の攻撃力を上げる
敵を倒すともう一回攻撃できる
遠くまで移動して攻撃できる
etc…
スキルにはクールダウンがあるので連発できないけど、戦況を有利にできるものばかり。
さらに1人につき2つまでアイテムを持てます。
それに敵、味方、障害物の配置などを考え、どの武器で倒すか、スキル、アイテムをどこで使うかなど、考えることが多いのが楽しいですね。それが上手く決まると、脳汁が出ますw
アイテムをもっと所有させて
戦場に持っていけるアイテムが2つというのはOK。だけど、所有できるアイテムが少ないのはNGだと思いました。ステージクリア後にアイテムをGETできるんですが、毎回のように「アイテムを売ってください」と出るんですよね。これがうざいw
もっていけるアイテムが2つだけなんだから、いっぱいストックさせてくれよぉ
お金が貯まったらこういうの買いましょう。けっこうなレアアイテムですw
キャラクターは多いですが、出撃人数は多くても4人。補欠組のための武器やアイテムを十分にストックできないと、出番がなくなりがちです。これはもったいない。下位互換の武器はすぐに捨てられるけど、試してみたい武器を捨てなきゃいけないのは嫌だ!
のんびり白熱シューテング
大胆に敵の近くに移動して、障害物に隠れて攻撃をやり過ごし、次の瞬間に狙い撃ち!
こういうスリルをシミュレーションRPGで体験できちゃいます。シューターゲームでよくある、連続キルの快感もうまく表現してると思いました。
武器種は、スナイパー、リボルバー、アサルトライフル、ショットガン、グレネードランチャー、手榴弾など、ちゃんと再現されていてすごい。
クラスも考えられていて、チーム戦シューターを再現しているのも楽しいです。たとえばフランカーというクラス。裏どりをして戦況をひっくり返す役割ですが、上手くいくと本当に強いです。スプラトゥーンでいえばパブロ、パラディンズでいえばフランクの役割ですかね。
運ゲーを強いられていたシミュレーションRPGの「命中率」を、ゲームの中心に持ってきた意欲作。
アクション、非アクション問わず、銃撃戦の醍醐味を味わいたい人におすすめです!
ちょこっと攻略
『スチームワールドハイスト』は人それぞれ戦略があると思いますが、参考までに私が意識していたことを3つ書いてみます。
1 シャープシューター持ったパイパー(主人公)を起点にする
シャープシューターは遠くからでも当てやすいので、前線へ行った味方が撃ちもらした敵のとどめをさすのに向いています。パイパーの近くでは攻撃力UPや回復も可能です。いつでもバイバーと味方が接近できる位置関係だと、いろんな状況に対応しやすいです。
2 スキルをフル活用する
主人公を起点にするのもスキルを活用するためです。上の動画に出てくるサリーは、スキルによって連続攻撃が可能です。なので敵に近づいて連続キルを狙うのが強いです。もちろん一番攻撃力のあるハンドガンを持たせます。サリーは紙装甲なので、味方がちゃんとフォローしてあげましょう。たとえばヴァンガート(兵種)はサリーの盾になることで、スキルを発動しやすくなるので一石二鳥。
マップによっては二手に分かれた方が良かったり、全員固まっていた方が良かったりするので、あくまで基本戦術として意識していました。
3 Rスティック押し込みで戦況把握
このボタンを押し込むと拡大マップが表示されます。これを見ると敵の位置、人数、宝箱の場所、さらにタレット(敵の機関銃)が出現する場所まで一目瞭然です。
これはゲーム内で説明がなく、私は中盤くらいまで気づきませんでした。
「まだそこに敵がいたのか!」
「宝箱取り逃した! どこだ?」
「いきなりここにタレット出現!?」
こういう状況をなくせるので、ちょくちょく拡大マップ表示はおすすめです。
Rボタンではなく、Rスティック押し込みだからわかりにくいんですよね…
私は使わなかったキャラクターもいるので、まだ多くの戦略があると思います。自分だけの戦略を見てけてみましょう!
ちょこっと用語解説
プレイしていてちょっと分かりにくかった用語です。
クリティカル:ヘッドショットした場合、50%の確率で追加ダメージが入る。
クリプル:足を撃たれた状態。次のターンで移動できなくなる。
プロジェクタイル:山なりの弾道のこと。
フレンドリーファイア:爆発によって味方もダメージを受けるヘビー級の武器